喪服に袖を通して
職場の上司の父親が他界された。違う部署ではあるが、お通夜に参列してきた。当たり前の事だが知らない顔ばかり目にする。知った顔も目にするが、どういうことか上司と同じ部署の顔は目にしない。おかしな話だ。
お通夜は淡々と進む。焼香を終えるとお坊さんの話が始まった。死んで…、死んで…、亡くなって
と言い直してたのが気になった。禁句を 2 度も言うとは。読経して度胸がついたのか。私たち社員は一般参列なので、焼香を終えた時点で式場を後にする。上司が何度もありがとう
と言っていた。
どうでもいいが、会社の総務が私を見て貫禄のあるオッサン
と言ったが、嬉しくない。