電車で通勤

朝起きたら自転車がパンクしていた。毎朝、コンビニへ朝食を買いに行くから早く気付いて良かったが、出勤の為に出る時間に気付いたとなれば、確実に遅刻だった。

おかげで、会社へは電車で行くことに。たった一駅だけ乗るのがバカらしい。家から駅まで歩いていて気付いたことがある。私は歩くのが遅い。 25 メートルほど前方におっさんが歩いていて、同じ駅に向かうであろう方向だ。私は駅に着くまでに、そのおっさんを追い抜くことを決める。しかし、歩けど歩けど距離は縮まらない。むしろひらいてる…？ 途中で女性が私の前方に現れる。目標をこの女性に変え、追い抜くことを決める。…おかしい。距離が一定だ。こっちは早歩きだ。ほぼ競歩に近いかもしれない。駅に着くまで距離は一定のままだった。ちなみにおっさんは見失った。

駅に行くまでに、汗だくになってしまった。物凄く久しぶりに満員電車を体験する。満員のところに人が入ってくるから溜まらない。満員中の満員！

目的の駅に着いてからは人の流れに沿って、仕方なく歩幅を合わせ歩く。足が既に痛い。人がぱらぱらと散り始めたところで自分の歩調に戻す。自分のペースで歩けるというだけで、少し嬉しい。

会社に着いたのは、始業の五分前だった。そして、既に仕事を終えたかのように汗をかいていた。

自転車って偉大だなぁ、と感じた一日だった。