あーまーくーなーいぃ〜!
巷で噂のカカオ 99% のチョコレートを購入してみた。
板チョコなんて久しぶりだなぁ〜と気楽に一口食べてみる。意外と普通のチョ…、ちょ…、まずぅーーーい!! なんだ、これ。やばい、凄い苦味が残る。やばいやばい! 慌ててポカリスエットで流し込み。残る苦味。うわぁ、これ食べてられない。もうなんて言うか、罰ゲーム受けた気分だ。うわぁうわぁ。
何故か意味不明に悔しかったので会社へ持っていく。そして友人へ渡す。意外とイケるよ
とか言ったりして。何も疑う事無く食した友人は物凄い勢いでトイレに駆け込んだ。
- 私
どうだった?
- 友人
不味いわ、あほー!
- 私
うひゃひゃひゃ!
その後も頑張って二人で少し食べたけど、 2/3 以上余ってしまった。よし、お菓子好きな女子社員にあげよう。そうしよう。
休憩所にて上手く女子社員に出くわした。
- 私
なぁなぁ、チョコ好き?
- 女子社員
え、はい。
- 私
じゃ、あげる。
- 女子社員
大丈夫なんですか、それ?
- 私
大丈夫って何やねん。
- 女子社員
だって何時も怪しいものやもん。
- 私
大丈夫、大丈夫。ほい。
(手渡す)- 女子社員
あ、どうも。
- 私
- (そばから離れる)
- 女子社員
あーまーくーなーいぃ〜!
- 私
うひゃひゃひゃ!
女子社員は何かを飲んだ後、咳き込みながら足早に去っていった。
暫く経った後、別件でその女子社員が私の所属する部署に来て話しかけられた。
- 女子社員
あのチョコ要らないんですか?
- 私
うん、全部食べて。
- 女子社員
えー、そんなぁ〜。
- 私
大人の味らしいから子供には無理やったかなぁ。
- 女子社員
じゃあ、私無理ですやんー。
いや、子供なの否定しないのな。
しかし、このチョコレート、良い使い道ってあるかなー。バレンタインデーに手作りの義理チョコを作る人はコイツを使うといいかも? 手作りだけど、あまりの味に義理だと悟ってくれるかも知れない。料理下手と思われるだけかも知れない。