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日々のことをつらつらと。

SAW3

目覚めれば老朽化した食肉工場。扉の奥には息子の死に関わる 3 人の男女。「 3 人の運命はお前次第だ…。」

今回の SAW はグロさを全面的に出しており、初作の「見せない怖さ」というものは全くなく、精神的恐怖は一切感じられなくなった。単純なグロ映画と言ってもいいかも知れない。そういう面では非常に面白くない出来に仕上がってしまった。残念だ。今作の制作陣曰く、 2 の一番怖い描写が 3 の一番マシな描写だろうという事からも、スリラーというよりもホラーへ完全にシフトしたんだろう。

今作のストーリーは一からリー・ワネルが書き上げたため*1、 2 の時のような不完全さは解消されているし、 2 の時に感じた違和感が今作で紐解ける内容になっている。今作は今までの集大成という位置付けになっているのかも知れない。

肝心のゲームだが、確かに命に関するものの「代償を支払うことによって命の大切さを知る」というテーマとはまた違った気がする。私がこのシリーズに惚れ込んだのは、このテーマあってこそなのだが…。

ラストのどんでん返しがウリのこのシリーズ。流石と言えば流石なのだが、はっきり言って期待外れだった。初作ほどのインパクトはない。

*1:2 はダーレンリン・バウズマンの書いたものが元になっている